尼崎・園田でAIシェアライド実証実験スタート!料金や便利さを徹底解説【11/1 〜12/26】
2025.10.26
尼崎市の園田エリアで2025年11月1日から、AIオンデマンド交通「mobi(モビ)」の実証運行が始まります。いわば“尼崎版シェアライド”。
タクシーやバスに代わる新たな移動手段として全国各地で注目されている仕組みです。
この実験は、人口減少や運転手不足でバスの減便が続くなか、地域交通を維持・再生するための挑戦です。特に園田地域では、日常のちょっとした買い物や通院に便利な新たな足として期待されています。
目次
AIオンデマンド交通「mobi」とは
「mobi」は、Community Mobility株式会社が提供するAI配車サービスです。
アプリまたは電話で行き先を予約すると、AIがリアルタイムで最適ルートを計算し、同じ方向に向かう人と乗り合わせます。
車両はミニバンタイプで、乗降ポイントはなんと、約70か所に設定。
AIが効率的にルートを割り出し、待ち時間を短縮します。人口減少が叫ばれている今、バスより運送効率が高く、タクシーより安価で目的地に迎える良い試みだと感じました。
運賃と運行期間
運賃は大人片道500円、子どもは半額。運行は2025年11月から2か月間の予定で、採算性や利用率などを検証し、今後3年間かけて継続的にデータを分析する計画です。
どんな風に便利になる?
園田エリアは「便利なまち」と言われつつも、近年はバスの減便などが続き、1時間に1本しか来ない路線が出ていました。
「mobi」の登場により、こうした空白時間を埋める移動支援が実現します。
通勤や通学に加え、高齢者の通院や買い物、小さな子どもを連れた外出など、柔軟に利用できるのが魅力です。
特にスマホ操作が苦手な方でも、電話で呼べるのが大きな安心ポイントですね。
東京や神戸でも話題の仕組み
「mobi」は東京・京都・神戸など全国各地でも導入が始まっており、“日本版ライドシェア”として注目を集めています。
アプリ上で近くの車がどのくらいで到着するかも見られ、タクシーよりもお手頃で効率的な移動が可能と評判です。
特に東園田や田能など、バスの本数が少ないエリアでは、日々の暮らしを支える新しい「足」になりそうですね。
乗り方と利用の流れ
① スマホに専用アプリ「mobi」をインストール。あるいは電話で予約可能。
② 乗車地と目的地を入力すると、AIが最適なルートを算出。
③ 近くの乗降ポイント(約70か所)から乗車し、ルート上の目的地付近で降車します。支払いはアプリか車内で行います。
バス停のように固定ルートではないため、自分の行きたい場所に合わせた柔軟な移動が可能。
まさに「生活に溶け込む未来の交通」と言えるでしょう。
あま咲きコイン500円分をもらうには?
対象期間に園田のイベントにmobiで移動し、参加することであま咲きコイン500円分をゲットできます。500円のmobi利用料片道分が無料になるということですね!以下の対象イベントに参加できますよ〜。
| 名称 | 日時 | 内容 | 場所 | 対象 | 申込 | 費用 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 学校ウサギをつかまえろ | 11月3日(月曜日)午前11時から/午後2時から | ピッコロ劇団のおでかけステージ | 園田東生涯学習プラザ | どなたでも | ピッコロ劇団へ要申込 | 有 |
| きずなちゃんまつり | 11月8日(土曜日)午前10時から午後4時 | 縁日ゲームや物販、飲食ブースなど | 園田東生涯学習プラザ | どなたでも | 不要 | 不要 |
| 絵本の読み聞かせ | 11月7日(金曜日)午前10時30分から午前11時/12月5日(金曜日)午前10時30分から午前11時 | 絵本の読み聞かせ | 園田西生涯学習プラザ | 未就学児とその保護者 | 不要 | 不要 |
| 園田のまちの歴史 まちづくりと道路 | 11月18日(火曜日)午後2時30分から午後3時30分 | 園田のまちづくりと道路事情 | 園田東生涯学習プラザ | どなたでも | 不要 | 不要 |
| そのだ子育てカフェ | 11月24日(月曜日)午前10時から正午/12月22日(月曜日)午前10時から正午 | 11月は食育と感触あそびなど12月はクリスマスコンサート | 園田東生涯学習プラザ | 未就学児とその保護者 | 園田地域課へ要申込 | 不要 |
| モルック大会 | 11月22日(土曜日)午前9時30分から | モルック大会 | 園和小学校 | 園田地区在住・在勤・在学の方 | 園田地域課へ要申込 | 不要 |
| 地域交通ワークショップ(※) | 11月30日(日曜日)午後2時から午後4時 | 地域に必要な交通を考える | 園田東生涯学習プラザ | どなたでも | 交通戦略推進担当へ要申込 | 不要 |
尼崎の公共交通を守る実験
この実証運行は、単なる新サービスではなく、将来的に尼崎全域の交通を支えるための一歩です。運転手不足やバス維持の課題をAI技術で補い、持続可能な「まちの足」を作る狙いがあります。
尼崎市では、利用者の声を聞きながらAIのルート最適化や料金設定を見直していく方針です。「便利で使いやすい交通」を市民とともに育てていく実験といえます。
まとめ
尼崎・園田で始まるAIシェアライド「mobi」は、地域の課題をテクノロジーで解決する新たな試みです。予約のしやすさ、待ち時間短縮、柔軟なルート設計で、これまでにない便利な移動が実現しそうです。
これからの3年間でどこまで定着するのか、地域交通の未来を左右する取り組みとして大いに注目です。
加納 悠以 あまっぷブログ一覧
1989年生まれ。歌手活動とウェブ制作やジャーナリスト活動を行いながら、兵庫県尼崎市の地域活性などに携わっている。合同会社あまっぷのスタッフ。

