尼崎で不動産の相談をするとき、あなたはどこへ行きますか?
今回は、尼崎を拠点に不動産全般を取り扱う『IEMON』の運営する株式会社 Pine Wellの代表、松井勇樹さんにお話を伺いました。
不動産取引だけでなく、空き家問題の解決や商店街の活性化の構想まで。
尼崎への熱い想いを持って活動する松井さんのビジョンをご紹介します。
目次
生まれ育った尼崎へ恩返しを!IEMONの代表・松井さんの歩み
松井さんは現在、『IEMON』の代表として不動産全般を幅広く手掛けています。
賃貸や管理はもちろん、古い物件をリノベーションして新しい価値を生み出し売却する事業など、住居用から事業用まで多岐にわたるニーズに対応しています。
地元の不動産会社で勤めた後、2016年12月に事業用不動産と借地問題に特化した不動産会社『IEMON』として独立した松井さんは、借地で困っている方の物件を引き取られて付加価値を加えて賃貸市場に提供することもされています。
そんな松井さんの活動の根底にあるのは「生まれ育った尼崎に恩返しできたらな」という強い思いです。
長年尼崎に住み続けているからこその地元愛で、地域の活性化に積極的に関わっています。
お客さん寄りの立場で寄り添う不動産のセカンドオピニオン
不動産を取り扱った漫画やドラマを見ると、会社間のドロドロしたドラマが描かれたりしますが、松井さんによると少なくとも尼崎の不動産はそうではないそうです。松井さんは「他の不動産業者と敵対するわけではなく、基本的にはさまざまな会社と協力して引っ越しや物件探しを進めるケースが多いですね」と語ります。
また、意外な不動産の活用法として、他の不動産会社からの見積もりや提案を中立に近い立場で適正か見てくれる取り組みも行っています。

松井さんは「セカンドオピニオン的な存在として、相談にこられる方も多いですね。なぜか病院と違って不動産は数社に相談する人が少ないようですが、不安に感じたら相談すると良いですよ」と話します。不動産のプロとして全体的な相談ができ、徹底してお客さん寄りの立場で寄り添ってくれるのが松井さんの強みです。
認定NPO法人・空き家相談センターと挑む課題解決
行政も認める体制
松井さんは個人の事業にとどまらず、認定NPO法人「空き家相談センター」の運営にも携わっています。
この法人は2015年に設立され、2025年3月には寄附金控除の対象となる認定NPOを取得しました。
尼崎市をはじめ、伊丹市や西宮市など周辺の自治体と連携協定を結んでおり、国土交通省のモデル事業にも複数回採択されるなど、行政からも高く評価されている体制が整っています。
尼崎市の公式ページにも案内が掲載されており、信頼性の高い相談窓口となっています。
異業種の専門家チームで横断的にカバー
空き家相談センターの最大の特徴は、設計士、宅建士、司法書士、弁護士など、異業種の専門家チームで構成されている点です。
不動産分野だけでなく、法律や設計まで横断的にカバーできるこの体制は、異業種が集まって課題解決を目指しています。
管理や利活用、遺品整理から相続まで、空き家に関するあらゆる課題をワンストップでサポートしています。
理想のモデルはSEKAI HOTEL!杭瀬・三和商店街を面で盛り上げるビジョン
まち全体をホテルに見立てるSEKAI HOTEL布施の衝撃
松井さんが現在特に注目し、尼崎でも盛り上げたいと考えているのが杭瀬や三和の商店街です。
その理想のモデルとして挙げているのが、大阪の布施商店街で展開されている「SEKAI HOTEL(世界ホテル)」の取り組みです。
まち全体をホテルに見立て、古家をリノベーションした客室を商店街内に点在させるこのプロジェクトは、10棟規模で展開し、提携店舗は100店舗にものぼります。
宿泊者が近隣の銭湯や老舗食堂を日常使いのように体験できるこの仕組みに感銘を受け、松井さんは商工会議所に働きかけて事例を学んだり、商店街の人々を交えたディスカッションの場を作ったりと精力的に動いています。
商店連盟を通さずワンストップで挑む尼崎の未来
尼崎の商店街の中にも実際に民泊を運営している人がおり、松井さんはこの世界ホテルの仕組みを尼崎にも持ち込みたいと考えています。
さまざまな団体が尼崎の商店街の未来を考え、いろいろな視点から活性を試みる姿を見ると、とても心が熱くなるのを尼崎生まれの筆者も感じます。
地域の課題解決や活性化ができる体制を目指し、松井さんの挑戦はこれからも続きます。
まとめ

今回はIEMONを運営する松井勇樹さんの活動をご紹介しました。
お客さんに寄り添う不動産エージェントとしてだけでなく、異業種と連携した空き家問題の解決や、商店街の新しい形を模索するまちづくりにも深く関わる姿が印象的でした。
「生まれ育った尼崎に恩返しを」という言葉通り、杭瀬や阪神尼崎の商店街が盛り上がっていく今後の展開から目が離せません。
不動産や空き家でお悩みの方は、ぜひ松井さんのような心強い存在に相談してみてはいかがでしょうか。