阪神尼崎の中央商店街のアーケードの中に、2026年春、ちょっと気になる施設がオープンしました。
4〜5月は無料でコワーキングスペースとして利用できると聞いて、「それなら行かない手はない」と何度か足を運んでみました。2ヶ月通ってみて感じたことを、少し書いてみます。
目次
ARKadeってそもそも何か?
ARKadeってどういう場所なのか。
ARkadeのコミュニティマネージャーの佐野晴章さんに話を聞きました。

佐野「ものづくりを中心に、企業、起業家、クリエイター、大学、行政など多様な主体をつなぎ、挑戦と共創を生み出すことで、産業の活性化を通じた持続的なまちづくりを推進する場所です」
官民連携でイノベーションを
佐野「ARKadeは、尼崎市・尼崎信用金庫・商工会議所など5団体が連携して運営しています。
ひとことで言うと、起業家・企業・学生・行政がごちゃまぜに集まれる場所です。
ミッションは『地域に生まれた新しい結び目でイノベーションを起こす』です。
ARKadeの名前について
施設名称の「ARKade」は、商店街のように人と人が交差し、集う場を象徴する Arcade(アーケード) に、
- Amagasaki(地域)
- Relationship(人と人の縁)
- Knot(新たな結び目)
の頭文字を合わせ、地域のつながりの中に新たな出会いや情報、アイデア、技術を呼び込む架け橋であることを表現しています。
様々な方法で利用できそう!

4-5月に無料で利用してみて、コワーキングスペースやミーティングルームがあり、落ち着いた雰囲気でふつうに作業できそうだと感じました。

1階と2階には広いスペースもあって、セミナーやワークショップが開催されていたりと、今後いろんな使い方ができそうだな、という印象を受けました。

そして特徴的なのが、この建物がもともと尼崎信用金庫の支店とのこと。本物の金庫の扉や鉄格子がそのまま残っていて、その空間でふつうに打ち合わせやミーティングができてしまうんです。

なんというか、歴史をそのまま使い倒している感じがして、尼崎らしいなあと思いましたね。
こんなことも行われています
先日6月10日に訪れたとき、1階のイベントホールで「尼崎市 人的資本経営実践モデル企業創出事業 キックオフセミナー」が開催されていました。

先着70名のなかなかガチめなセミナーで、武庫川女子大学の先生や近畿経産局の方、地元の経営者らが登壇。「人手不足の時代に、中小企業がどうやって”選ばれる会社”になるか」をテーマにした内容でした。
有給取得率91%・男性育休取得率66%を実現した尼崎のメーカーの事例や、社内SNSで感謝を伝え合う文化をつくった会社の話など、「選ばれる企業ってこんなことやってるのか」と正直驚きました。
こういうセミナーが商店街の真ん中でふつうに開催されている、というのがARKadeという場所の面白さだと思います。
ARKade活用に向けて
最後に、佐野さんにARKadeの活用方法についてききました。
佐野「使い方は何でもいいんです。
コワーキング、イベント、打ち合わせ……この場所に来ることで、新しい人や仕事との出会いが生まれれば。
4月のオープンからイベントも増えてきていますので、まずは会員登録で情報を受け取ってみてください」
さいごに
5団体が連携し、JETROの窓口まで備えた産業支援拠点が商店街のアーケードの中にある——改めて整理すると、これは全国でも稀なことだと思います。
尼崎には技術力のある中小企業がたくさんあります。でもこれまで、その力は横のつながりが薄く、外からは見えにくいままだったかもしれません。ARKadeがそのつながりを生み出す「結び目」になって、ものづくりの底力がもっと表に出てくる尼崎になってほしい。
強くて、かっこいい尼崎に。
これからのARKadeがとても楽しみです。
▼ARKade 公式サイト
https://oic-arkade.net/
基本情報
所在地:尼崎市神田中通2丁目27番地 1F・2F(中央一番街内)
アクセス:阪神尼崎駅 徒歩5分
公式サイト:https://oic-arkade.net/
