尼崎市営住宅「ハト200羽問題」徹底解説|トラブルの原因と相談先まとめ

2025.05.19

2025年春、尼崎市の市営住宅で「200羽以上のハトが出入りする」という前代未聞のトラブルが発覚しました。

近隣住民への深刻な被害や、市の対応、そしてトラブル発生時の申し立て先について、詳しく解説します。

ハトを200羽が大量に出入り?

事件の概要

尼崎市内の市営住宅にて、70代女性が自宅に200羽以上のハトを出入りさせていたことが判明しました。発端は2023年4月、配水管の清掃業者が室内・ベランダに大量のハトを発見し、清掃作業ができないほどの状況だったことから管理者へ報告。その後、市も調査に入り、異常事態が明るみに出ました。

近隣住民への被害

この女性の部屋からは、ハトのふんや強烈な悪臭、昼夜問わずの鳴き声が発生し、近隣住民からは「洗濯物が干せない」「臭いがひどい」「鳴き声で眠れない」などの苦情が市に相次ぎました。

トラブルの原因

ハトの大量出入りと飼育状況

女性は約40年前から市営住宅に居住し、近年は野生のハトを自宅やベランダに招き入れる行為を続けていました。これは鳥獣保護管理法により許可なく捕獲・飼育が禁止されている行為です。

是正指導の無視

市は複数回にわたり是正指導を行いましたが、女性は接触を拒否。文書での指導にも応じず、状況は改善されませんでした。最終的に2024年1月、市は賃貸契約を解除し、退去要請を出しましたが女性は従わず、民事訴訟に発展しています。

市営住宅のルール違反

市営住宅では、共同生活のルールを逸脱した迷惑行為や、他人に著しい迷惑をかける行為は契約解除や退去請求の対象となります。今回のケースはまさにこれに該当し、異例の退去訴訟となりました。

住宅でトラブルが起きた場合の申し立て先

まず相談すべき窓口

住宅でトラブルが発生した場合、市営住宅であれば、まずは管轄の「尼崎市営住宅管理センター」へ相談します。エリアごとに南部・北部で窓口が分かれています。
• 南部管理センター(山手幹線以南・戸ノ内地区除く)
• 住所:尼崎市七松町1-2-1-401-D フェスタ立花 北館4階
• 電話:06-6411-1151
• 北部管理センター(山手幹線以北・戸ノ内地区含む)
• 住所:尼崎市南塚口町2-12-18 塚口若松ビル2階
• 電話:06-4961-6300

市民相談窓口の利用

住宅管理センターで解決しない場合や、市営住宅ではない場合、法的なアドバイスが必要な場合は、尼崎市役所の「市民相談担当」でも専門家による相談が可能です。市役所中館1階に窓口があり、尼崎市民であれば利用できますよ。

まとめ

尼崎市営住宅で起きた「ハト200羽トラブル」は、動物愛護と共同生活のルールが衝突した典型的な事例です。

全国的には、捨て猫の保護と称して多頭飼育崩壊になるケースなども見受けられますね。

被害が深刻化した場合は、まず管理センターに相談し、必要に応じて市民相談窓口も活用しましょう。

市営住宅は公共の財産ですし、ほとんどの人が適切に利用している中、一部の人が民度を下げるのは良くないことです。

住民一人ひとりがルールとマナーを守ってより良い尼崎を守ってほしいと感じるニュースでした。

この記事を書いた人

加納 悠以

1989年生まれ。歌手活動とウェブ制作やジャーナリスト活動を行いながら、兵庫県尼崎市の地域活性などに携わっている。合同会社あまっぷのスタッフ。