尼崎生まれの私が、ファン聖地巡礼に思うこと。
2023.03.20
いつも、ありがとうございます。あまっぷの中の人の加納ゆいです。
この記事では、1尼崎市民として、国民的忍者アニメを慕って尼崎に来てくださる方たちについて書きたいと思います。
筆者と尼崎、尼崎市民と作品の関係
私は尼崎生まれ尼崎育ち尼崎在住。
今年33歳になる身ですから、30周年のこの作品よりほんの少し先輩です……といっても、物心がついたときには既に作品に釘付けでしたから、作品のキャラクターたちに抱いている印象は先輩のような……まぁ不思議な感覚です笑
さて、尼崎市民として作品とどう関わってきたか……ですね。
尼崎信用金庫という地元密着の信金(阪神タイガースが勝つと金利が上がる定期預金もあります笑)のキャラクターは、作者さまがデザインを手がけたものですし、至る所で「あぁ、作者さまは尼崎の人なのだな」と思って育ちました。
さらに私は、作者さまと同じ高校出身です。
なので、ある授業の一環で作者さまが体育館に来てお話をしてくださったこともあります。
……というと、ファンの方は羨望の眼差しを向けてくださいます。
そんなふうに、多くの尼崎市民は、この国民的忍者作品が尼崎のものだと知ってはいます。
知られていない聖地巡礼のこと
ファンの方々が全国、いや世界から聖地巡礼に訪れていることは、尼崎市民にほぼ知られていません。
私も、地名がキャラクター名というところまでは知っていましたが、まさか全国から人が来ているなんて……。
聖地巡礼というのは、本来宗教的に重要な場所を訪れる意味合いから、アニメに使われた風景や施設を訪れるのが一般的かと思います。
この作品は、地名をモチーフにしてはいますが舞台ではありません。
だからこそ尼崎に、聖地巡礼に多くの人が来られていることを知った時は驚きました。
観光バスが、幼少の頃散々遊んだ地域の公園「久々知南公園」に止まり、団体客が降りてきて、有難そうに電柱の住所や「火器厳禁」の掲示を撮影して帰っていくのです。
2017年に、「尾浜うどん風車の郷」が尾浜うどんを始め、聖地として受け入れが全く足りていないことを知りました。
ファンの人が喜んでくださる『アマ』の魅力
そこから数年かけて、個人店を中心にスタンプラリーなどを経て感じたことがあります。
それは、ファンの方たちと尼崎の人の相性が抜群にいいことです。
「登場人物が尼崎の地名で、全国からファンの人が来ている」
というと、「ほんまに?」と首を傾げていた人も、いざファンの子と対峙すると
「ほんまに全国から来てくれたんやな〜ありがとうな〜」
と言いながら尼崎の当たり前の人情全開で接してくれる。
何気ないやりとりが、「すごく尼崎って素敵!」と、思いがけず素敵な観光体験になっていることを知りました。
よりよい尼崎の観光体験を目指して
今、私は一尼崎市民として、どうしたら巡礼者に楽しんでもらえるか? どうしたら尼崎の良さが伝わるか? ということを常に考えるようになりました。
今まであまり関心のなかった尼崎の歴史の勉強を始めるようになりました。
色々なお店の方と交流するようになりました。
間違いなく尼崎は楽しい街です。
(ただ、観光地としては発展途上なので不便なところもあるかもしれません!随時改善中です)
聖地巡礼に来ていただいている皆さん、いつもありがとうございます。
そしてまだの方、是非一度お越しください。
触れ合うと良さがきっと伝わると思います。少しでもいい体験をしていただけるよう、1市民として精一杯頑張りたいと思います。
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