変わりゆく街、尼崎。実は、人口が増えています!
2025.01.27

2025年1月23日、尼崎市で焼死体が見つかるという、痛ましい事件が発生しました。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方々に心よりお悔やみ申し上げます。本記事では、尼崎市の人口動態や街の発展について取り上げます。街の多面的な側面に目を向けることで、尼崎市の真の姿を理解する一助となれば、との想いによるものですのでご理解いただけますと幸いです。
こんにちは、あまっぷの加納です。
尼崎は過去の事件や、尼崎出身の芸人やタレントが面白おかしく自虐するなどが続いたこともあり、悲しい事件が起こると「またか」と言われることも多いです。
ただ、尼崎は多くの自治体が人口減に苦しむ中、転入者が増えている街なのです。
今日は、尼崎市の人口の変化について調べてまとめてみました。
目次
社会減から社会増へ
1971年〜1980年代…転出超過の時代
1960年代までは市外から尼崎に越してくる人が多い社会増状態でしたが、尼崎からどんどん人が転出する社会減が続きました。(参考:尼崎人口ビジョン・尼崎版総合戦略(令和5年度改定版)より)
1980年以降…少しずつ減少に歯止めがかかる
1980年代から徐々に社会減が減っていきました。そして、2008年〜2009年には社会増に転じました。駅前の都市計画によって、大阪や神戸へのアクセスの良さなどから引っ越ししてくる世帯が増えたことが大きな理由の1つだそうです。
人口増加を目指す尼崎の取り組み
転入者が増えているとはいえ、出生より死亡が2009年以降増えています。
また、転入が増えているのは20代の単身者が多く、子育て世帯は市外に引っ越す転出超過が続いているようです。そのため、産み育てやすい尼崎を目指す必要があります。尼崎では以下のことに力を入れているようです。
子育て世帯への支援
いくしあ(子どもの育ち支援センター)を設置しており、子育てのこと、ひきこもりの相談なども匿名で受けることが可能です。詳しくは尼崎市のウェブサイトをご覧ください。
地域と学校の連携
コミュニティ・スクール(地域と住民が学校運営に取り組む学校)を増やそうとしています。また、学力が低いイメージがある尼崎ですが、向上傾向にあります。
学力向上
2007年から全国の学力の調査が開始して以来平均を下回っていた尼崎市の学力が、2023年に全国平均と同じになりました。(小学6年生の国語と算数)
データを取る前はさらに低かったことが推測できますが、向上傾向が持続し、これからもどんどん賢い街へと突き進む気がしています。
尼崎は学力が低い……そういうイメージが、外に引っ越してしまう原因なのかもしれません。
子育て支援を行き渡らせる、さまざまな支援団体が
子育て支援に積極的なNPO法人や活動がたくさんあります。また、いい意味でのおせっかいさのある尼崎市民が力を合わせることでますます尼崎にプラスになると思います。
あまっぷでも子育てへの取り組みや、街の支援団体や活動をまとめていけたらと思っています。
ココスキー子育て世帯や女性の働きをサポートする活動をする団体。イベントやママの仕事創出を行う。
『あままままるしぇ』や、『キューズママスマイル』など。
あまっこいきいきナビー尼崎市による、尼崎の子育てを応援するサイト。
『保育サービス』『子育てに関するニュース発信』など
AMANISM with Kidsーあまがさきのよいところやお金のことなどがわかりやすくまとめられたウェブサイト
ここもー武庫之荘にあるオルタナティブスクール
まとめ 今後、尼崎の人口
尼崎市は、社会減から社会増へと転換。子育て支援や学力向上に注力し、20代の転入増加や教育環境改善で、街の魅力を高める取り組みを進めているようですね!
市民一人ひとりが尼崎市に誇りを持ち、新たな住民を温かく迎え入れる姿勢が、今後の持続可能な街づくりの鍵となるはずです。1市民としてもあまっぷを通じて、活気ある尼崎を作れたらいいな、と思いました。
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